今回は、秋冬物のジャケットのコーディネートです。
厚手に生地のジャケットで茶系のチェック柄です。

コーディネートを考えるときに、どのアイテムから考えていくかは、その時の思いついた”ひらめき”だったりします。
ですので、コーディネートするアイテムの順番は決まっていません。
その時に、思いついた順番にコーディネートを進めていきます。
今回のコーディネートアイテム
今回の茶色のチェック柄 秋冬物ジャケットのコーディネートで思いついたアイテムは、
スラックス2本、ドレスシャツ3枚、ネクタイ3本、ポケットチーフ1枚、シューズ3足、ベスト2枚 です。
それぞれを、それそれの色目や素材感、カジュアル度、ドレス度の相性を考察しながらコーディネートしていきました。
ただ、全てのコ-ディネートをセッティングした写真を掲載すると何通りもなって膨大な量の写真になってしまうので、ベストのコーディネートの写真は省略させていただきました。
スラックス


シャツ



ネクタイ



ポケットチーフ


シューズ



ベスト


コーディネートの8パターン
茶色(ベージュ)のチェック柄ジャケットにそれぞれのアイテムをコーディネート例の7パターンをご紹介します。








コーディネートの流れ(仕方)
このジャケットの色は、ベースに薄いベージュ色で、ブラウン(茶色)、モスグリーン、マスタードの色が含まれています。

スラックス(パンツ)
このジャケットをコーディネートしようと思った時に、初めに思ったのは、スラックス(パンツ)でした。
ジャケットのベースの色はベージュ(薄めの茶色)なので、薄い茶色のベージュに合わせて、
A 薄いベージュの色に対して、反対に濃いめの色(チャコールグレー)
B 薄いベージュの色に対して、もっと明るい色(オフホワイト)
が思いつきました。
ベースの薄いベージュの色目に対して、A 濃い色、B 薄い色
を合わせることで、A、Bのどちらのパターンもジャケットに含まれている薄いベージュ色のベース以外の色、ブラウン(茶色)、モスグリーン、マスタードの色が浮くように綺麗に映ります。
秋冬の生地の厚いジャケットに合わせて
A フラノのチャコールグレーのスラックス

B コーヂュロイのオフホワイトのスラックス

になりました。
シューズ
次に、この茶系のジャケットに合いそうなシューズで思いついたのが
a ウォークオーバー(walkover)のコンビサドルシューズ
(レザーとヌバックのコンビ)

b 濃い色目の茶色のスエードシューズ

c それほど濃くない茶色のスエードシューズ

です。
A、B それぞれのスラックスに合わせるシューズは
A 濃い色のチャコールグレースラックスに対して、
b 濃い色目の茶色のスエードシューズ
B 明るいオフホワイトスラックスに対して
c それほど濃くない茶色のスエードシューズ
が思いつきました。
また、
a ウォークオーバー(walkover)のコンビサドルシューズは、
A 濃い色のチャコールグレースラックス
B 明るいオフホワイトスラックス
のどちらにも合うと思います。
スエードのシューズは、厚手の生地のジャケットやスラックスと相性がいいです。
ネクタイ
続いて、ネクタイは、
1)ゴールドXブラウン シルクストライプタイ
ジャケットのブラウンとネクタイに入っているブラウンがブラウンの同系色で自然と合います。

2)明るいブラウン ウールタイ
ブラウンが同系色で合うのと、ジャケットの生地が厚めなのでウールの素材感と合います。

3)ネイビーXブラウン シルクプリントタイ
ネイビーがメインのネクタイですが、その中に茶色も入っているので合います。
全体のアイテムの色目の中でネクタイの色が濃いと全体的にスッキリと落ち着きます。
そして、ジャケットの柄のチェックの大きさよりもプリントタイの柄の大きさが大きめなので、見た目に負けていないのでスッキリとして合います。

シャツ
a)白ベースのネイビーXブラウン チェックのタッタソールシャツ
シャツにブラウンが入っているので、ジャケットの中に入っているチェク柄のブラウンと相性が合います。


b)薄いベージュ ミニヘリンボーン柄のシャツ
白の無地のシャツを合わせると普通になりがちなところを、薄いベージュの少し色目があるシャツを合わせると落ち着いた雰囲気になります。

c)落ち着いた色目のマスタードに近い黄色系のストライプ柄のシャツ
薄いベージュベースでブラウンの茶系に黄色系は色目が近いので合います。
ストライプ柄の線の太さが細すぎず、ジャケットのチャック柄に負けていないので合います。

シャツ ネクタイ コーデ パターン
シャツとネクタイを合わせると
パターン(1)
1)ゴールドXブラウン シルクストライプタイ
b)薄いベージュ ミニヘリンボーン柄のシャツ

パターン(2)
1)ゴールドXブラウン シルクストライプタイ
c)落ち着いた色目のマスタードに近い黄色系のストライプ柄のシャツ

パターン(3)
2)明るいブラウン ウールタイ
b)薄いベージュ ミニヘリンボーン柄のシャツ

パターン(4)
3)ネイビーXブラウン シルクプリントタイ
a)白ベースのネイビーXブラウン チェックのタッタソールシャツ

パターン(5)
3)ネイビーXブラウン シルクプリントタイ
c)落ち着いた色目のマスタードに近い黄色系のストライプ柄のシャツ

ベスト
d)黄色(イエロー)のベスト(ウエストコート)
ウール素材の秋冬用のベストです。
厚手の生地のジャケットに合います。
アイテム的には、ドレス度が高いので、単体で見るとジーンズなどのアイテムには合わないと思います。
ただ、素材的には、スラックスタイプのコーヂュロイパンツには合います。

e)茶色(ブラウン)のベスト(ウエストコート)
スエードのベストです。
厚手の生地のジャケットとともにスエードのシューズにも合います。
アイテム的には、カジュアル度が高いので、単体で見るとジーンズなどのアイテムにも合うと思います。

ポケットチーフ
薄いベージュ色の小紋柄のポケットチーフです。
シンプルな小紋柄ですので、そんなに主張していないので嫌味がありません。


まとめ
今回は、秋冬用の茶系(ベージュベース)のチャック柄ジャケットのシャツ ネクタイ コーディネートでした。
ポイントは、
厚手の生地のジャケットにあわせて、スラックス、シューズ、ネクタイ、ベストなどのアイテムも厚手の生地に合わせることで素材的なコーディネートも統一感が出てまとまりができました。
色味のコーディネートは、ジャケットのベースの色が薄いベージュ、チャック柄の色にも茶色(ブラウン)が入っていることから、同系色の黄色(イエロー)、茶色(ブラウン)、金色(ゴールド)を合わせることでまとまりました。
オフホワイト、チャコールグレー、ネイビーといった合わせやすい色目をプラスすることで、茶系の色に相対性が生まれて、色味の強弱がなされて茶色の色味が引き立つことになりました。
今回ご紹介したこのコーディネートが、あなたにお役に立ちましたら幸いです。